【ドバイ2019展望】最強女王アーモンドアイ「世界へ」ついに始動! 武豊マテラスカイ、レイデオロら日本勢VS世界の強豪に注目!!
日本のケイティブレイブ(牡6歳、栗東・杉山晴紀厩舎)の注目度は高くないが、ドバイワールドカップ(G1)に触れないわけにはいかない。
昨年のJBCクラシック(G1)で、3つ目のG1タイトルを手にしたケイティブレイブ。昨年末の東京大賞典(G1)3着、今年の川崎記念(G1)2着と、国内トップクラスの実力馬であることは間違いない。だが、そういった日本の猛者たちが尽く敗れているのが、ドバイワールドカップ。1つでも上の着順を狙って、見せ場を作ってほしい。
下馬評の筆頭は、昨年の覇者サンダースノー(牡5歳、首・S.ビン・スルール厩舎)だ。
ここまで22戦7勝と、決して安定感があるわけではないサンダースノー。実際に現在も昨年のドバイワールドC以来、4連敗中だ。しかし、そのドバイワールドCをレコード勝ちしているようにハマった時の破壊力は、世界トップクラス。本番が”ここ”であることを考慮すれば、優勝候補筆頭の存在といえるだろう。
そのサンダースノーを前哨戦のマクトゥームチャレンジR3(G1)で負かしたのがキャッペッザーノ(セン5歳、首・S.ビン・ガデイヤー厩舎)だ。
マクトゥームチャレンジR3を勝つまで目立った実績のなかったキャッペッザーノ。しかし、そのマクトゥームチャレンジR3でサンダースノーを相手に9馬身半差の圧勝劇。一気にドバイワールドCの有力候補に名を連ねる存在になった。果たして、あの走りはフロックだったのか、それとも。2頭の再戦に注目だ。
他にも日本生まれながら米国で競走生活を送り、昨年のウッドワードS(G1)を勝ったヨシダ、ペガサスWC(G1)で2着だったシーキングザソウルも当然ながら優勝圏内。ダートの世界王者を決める一戦は、今年も白熱した戦いになりそうだ。
武豊騎手のマテラスカイ(牡5歳、栗東・森秀行厩舎)が挑戦するドバイゴールデンシャヒーン(G1)は、今年も米国のスピードスター・ロイエイチが大きな壁となって立ち塞がる。
デルマルーヴル(牡3歳、美浦・戸田博文厩舎)が挑戦するUAEダービー(G2)はワンチャンスありそうなメンバー構成だ。ゴドルフィンマイル(G2)に挑戦するノンコノユメ(セン7歳、美浦・加藤征弘厩舎)も得意距離だけに善戦を期待したい。