JRA大阪杯(G1)アルアイン「善戦マン」返上へ! 前走の「トラブル」を考えれば巻き返し必至か
31日、阪神競馬場で大阪杯(G1、芝2000メートル)が行われる。G1馬8頭が集う豪華メンバーで話題となっているが、その中の1頭が2017年の皐月賞馬アルアイン(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
一昨年の皐月賞を9番人気ながら、レースレコードを記録する走りで勝利。3連単の払戻金が106万4360円と高騰した波乱の立役者となった。その後、古馬になってからは勝利こそないものの、昨年の春は京都記念(G2)で2着、大阪杯で3着。初の海外遠征となったQE2世C(G1)は5着だったものの、秋はオールカマー(G2)2着、マイルCS(G1)3着など、大崩れをしない堅実な走りを見せている。
「前走の金鯱賞(G2)は3番人気に支持されながらも5着。池江泰寿調教師は『馬場が悪かった分、他馬より背負った斤量がこたえた』と敗因を分析していました。ですが前走はこれだけではなく、騎乗を予定していた北村友一騎手が前日に落馬負傷したため、急遽柴山雄一騎手にチェンジした影響もあったとみていいはず。
北村友騎手は今年すでに重賞3勝するなど好調。北村友騎手ならば、結果は違ったかもと思った人も少なくないのでは? 大阪杯では北村友騎手が騎乗予定なので、前回乗れなかったうっぷんを晴らすかのような活躍が期待されます」(競馬記者)
叩き2走目となるアルアインは、1週前追い切りでは栗東坂路を4ハロン59.1秒、ラスト13.7秒で駆け抜けた。少々軽めにも思えるが、出走間隔が詰まっていることもあり、ソフトな調整にとどめたのだろう。