JRA大阪杯(G1)栗東・美浦から「耳寄り情報」ゲット! あの「G1ホース」たちの本当の状態は……
今週末に開催される大阪杯(G1)。今年はG1馬が8頭も集結することもあり、大いに注目を集めている。そのレースに出走する馬たちの【耳寄りな情報】がもたらされた。今回はその情報をお届けしよう。
神戸新聞杯(G2)以来、半年振りの出走となるワグネリアン(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)。
昨年は1番人気に支持された皐月賞(G1)こそ7着に終わったものの、日本ダービー(G1)では主戦である福永祐一騎手に悲願の初制覇をもたらした。
秋の神戸新聞杯では福永騎手が故障のため、藤岡康太騎手が代打で騎乗することになったが、それを苦にせず勝利。その後は天皇賞・秋(G1)に向かう予定だったものの、疲れが出たとして回避。結局年内で復帰することはなかった。
「出走間隔が空きましたが、友道厩舎は休ませて体を大きくしてから復帰させる傾向があります。ワグネリアンもその例に習ったようですね。随分と馬体が成長していますよ。
また古馬になってから血統の本質も出てきたようで、スタッフは『いい意味で前進気勢が強く出てきています。今なら2000メートルくらいがちょうどいいのでは』と前向きな姿勢を崩しませんでした」(栗東関係者X)
4歳勢の大将格であるワグネリアンは、どのような走りを見せてくれるのだろうか。
そして今回はもう1頭ダービー馬がエントリーしている。16年の王者・マカヒキ(牡6歳、栗東・友道康夫)だ。
3歳時の欧州遠征後、長期間に渡って低迷。だが前走の京都記念(G2)では、勝ち馬から0.1秒差の3着と好走。戦前は追い切りの動きもよかったため、復活の糸口を掴んだのかと思いきや、関係者は身長な姿勢を崩さない。
「今回も追い切りの動きがいいので『復調気配!?』と言われることも多いです。ただ元から稽古ではよく動くタイプなので、これはあまり判断材料にならないんですよね。前走は久々に馬券圏内に入りましたが、『相手関係に恵まれただけ』と冷ややかな視線を送る関係者も大勢います。
最近、稽古で乗ったスタッフは『3歳春の頃の乗り味や感覚とは違う』とあまり高評価ではありません。以前から『早熟説』がささやかれていましたが、ここに来て信憑性が増している気もします」(栗東関係者Y)
復活を期待する声も根強いマカヒキ。ここで乾坤一擲の走りを見せてもらいたいところなのだが……。