ウオッカ死す「ダイワスカーレットとの激闘」「64年ぶりダービー牝馬」平成の終わりに「牝馬時代」のパイオニアが別れ
ファンの間でも「信じられない」「悲しい」「ショック過ぎる」と、思わぬ訃報に衝撃と落胆の声が相次いでいる。ファンが非常に多かった馬で、どれだけ愛されていたのかがよくわかる。
引退後は繁殖牝馬として英国に渡り、シーザスターズやフランケルなど欧州の超一流馬と配合。7頭を出産したが、まだ日本で重賞制覇を成し遂げてはいない。血統面から「ディープインパクトと配合してもいいのでは」という期待の声もあったが、実現はしなかった。現在の産駒が、ウオッカの血をつないでくれることを期待したい。
ライバルのダイワスカーレットとともに、競馬界の「新時代」を築いたウオッカ。平成の終わりとともに、歴史的名牝が別れを告げた。