JRAキングカメハメハ「種牡馬引退」濃厚の種付けなし。ディープインパクトを超える「豪華後継馬」に道譲る
さらに今後は、父親クラスのスケールを持つ二冠馬ドゥラメンテ、ダート路線ではGI・10勝を達成したホッコータルマエがスタンバイ。現役に目を向けるとレイデオロら有力馬も並びますし、後継は盤石といってもいい状況。
これらを考慮すると、キングカメハメハ『種牡馬引退』の花道はできている、と考えるのも自然です」(競馬記者)
まだその日は訪れてはいない。だが少なくとも3年後はキングカメハメハとディープインパクトの2頭の産駒デビュー数が少ない競馬界がやってくることが決まった。
「その2頭を所有する金子真人オーナーは、一時代を築いたこともあり、その状況を寂しく感じるでしょうね。現役所有馬にはディープ産駒のマカヒキやワグネリアンがいます。
特にワグネリアンは日本ダービーを勝っていますし、父ディープインパクト、母父はキングカメハメハという”リアルダビスタ”、”金子ニックス”とも称される血統を持つ良血馬。かけられた期待は大きく、この馬を金子オーナーが『正統後継』として期待している可能性もあるでしょう」(前出・記者)
ディープインパクト&キングカメハメハ時代の終焉。その時は確実に迫ってきている。