JRA桜花賞(G1)武豊「どう乗る」? シェーングランツ「1枠1番」は外回りコース12年間で勝利なし
7日に阪神競馬場で行われる桜花賞(G1)の枠順が発表され、武豊騎乗のシェーングランツ(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)は「1枠1番」の最内枠に入った。
前走のチューリップ賞(G2)では、いつも通り後方からの競馬だった。最後の直線で大外に持ち出し、上がり3ハロン3位となる34.0秒の末脚で追い上げたものの5着。2歳女王ダノンファンタジーに完敗を喫しただけでなく、2番人気を裏切る結果となってしまった。
ただ、陣営は『スポニチ』の取材に「前残りの流れの中でも、しっかりと末脚を使ってくれた。上位とは位置取りの差だと思う」と、あくまで強気。本番に向けて巻き返しが期待される。
だが、果たして今回の「1枠1番」はどうか。藤沢調教師が「ゆっくり行って、しまいは伸びてくる馬」と評価している通り、シェーングランツはやや器用さを欠く馬。それだけに”微妙”な枠となってしまった。
「陣営は『この枠ならロスなく流れに乗っていけそう』と前向きでしたが、正直、難しい枠に入ったという印象ですね。
姉のソウルスターリングは、ある程度融通の利く馬でしたが、シェーングランツはまだまだ幼く、レースぶりも大味。現状はアルテミスS(G3)で見せたような、大外一気が最も合っていると思います。その上で、外に出すのに手間取りそうな最内枠は……」(競馬記者)
実際に2枠4番からスタートした阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)では、内枠が仇になった。