JRA皐月賞1週前追い切り「逆襲」アドマイヤマーズ”超本気”モード! サートゥルナーリア「絶対にいい」C.ルメール騎手が大絶賛!
一方、反撃へ”本気モード”を見せつけたのが、もう1頭のG1馬アドマイヤマーズ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。
もう負けられない。そんな気迫が伝わってくる内容だった。栗東のCウッドで1週前追い切りを行ったアドマイヤマーズは7ハロン96.5秒、ラスト12.0秒という長めの追い切り。前と後ろに調教パートナーを置く、実戦さながらの3頭併せ馬で最後は並んでフィニッシュした。
共同通信杯(G3)でキャリア初の敗戦を喫したこともあって、2週前にもM.デムーロ騎手が騎乗する意欲的な内容。見守った友道調教師も「2週続けてかなり負荷をかけられた。これで変わってくると思う」と手応え。サートゥルナーリアとの雌雄を決す一戦へ、世代No.1の座を本気で奪いに行く。
そんなアドマイヤマーズに土をつけたダノンキングリー(牡3歳、美浦・萩原清厩舎)も、当然ながら主役の1頭だ。
美浦のウッドで1週前追い切りを行ったダノンキングリーは5ハロン66.1秒、ラスト12.7秒を記録。ラストの動きは少し重さを見せたが、数発のムチが飛ぶ激しい内容だった。見守った萩原調教師は「動きは良かった。この中間は放牧を挟んで順調に来ています」と手応え。近年、皐月賞と抜群の相性を見せる共同通信杯の勝ち馬だけに「2強」に割って入るか。
もう1頭、底知れない可能性を秘めているのが、若葉S(OP)を楽勝したヴェロックス(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)だ。
前走の若葉Sでは好位からあっさり抜け出すと、後続に3馬身差をつける楽勝劇。陣営も「前走は完勝と言っていい内容」と相当な手応えがあるようだ。そんなヴェロックスは栗東のCウッドで6ハロン79.6秒、ラスト12.1秒。単走ながら陣営の「1週前はしっかりやっておきたかった」という言葉通り、好時計をマークしている。