JRA皐月賞(G1)「第二のアルアイン」地味目ランスオブプラーナの「逃げ」要注意! 松山弘平と「2年前の再現」へ
ただ、ランスオブプラーナの現状の評価は、当時の「あの馬」とまったく同じだ。
「先日大阪杯(G1)を制し、G1競走2勝目をあげたアルアインもまた、2年前の皐月賞前は似たような評価で、9番人気でした。ちなみに松山弘平騎手だった点も同じ。
アルアインも毎日杯を勝利して皐月賞に臨みましたが、先行で抜け出すもサトノアーサーに詰め寄られて半馬身差で何とか勝利と、そこまでのパフォーマンスには見えませんでした。しかし、蓋を開ければ皐月賞レコード勝利ですからね。この時の2着は後にエプソムCを制するサトノアーサー、3着は菊花賞馬で現在古馬最強クラスのキセキですからね。後々”裏づけ”もされてしまいました。
今回はランスオブプラーナ以外に逃げそうな馬もいませんし、人気どころが牽制している間にマイペースを刻み、あれよあれよ……ということがあるかもしれません」(同)
ミホノブルボン、サニーブライアン、セイウンスカイ、キャプテントゥーレ、ヴィクトリー……過去を辿れば「逃げ切り勝利」も決して少なくないのが皐月賞だ。実績同等でもチヤホヤされている派手な馬たちに一泡吹かせるのは、こういうタイプかもしれない。松山騎手とともの「アルアイン再び」となればおもしろい。