JRA皐月賞(G1)未完の大器ヴェロックスは「勝率50%」!? 川田将雅×中内田充正「リーディング・コンビ」による驚異の成績
現在リーディングトップを走る川田騎手は勝率26.6%、連対率45.3%、3着以内率56.3%もすべてトップの数字。だが、これが中内田調教師とのコンビに限れば勝率48.3%、連対率58.6%、3着以内率65.5%まで跳ね上がる。
「川田騎手は今年、中内田厩舎の馬に29回騎乗して【14.3.2.10】。抜群の成績ですが、驚異的なのは5割に迫る勝率です。重賞も京都金杯(G3、パクスアメリカーナ)、チューリップ賞(G2、ダノンファンタジー)、金鯱賞(G2、ダノンプレミアム)、阪神牝馬S(G2、ミッキーチャーム)で4勝と、内容も非の打ちどころがありません。
まさにリーディングジョッキーと、リーディングトレーナーによる最強コンビですね。今、このコンビを馬券から外すことはできませんよ」(同)
前走の若葉Sでは、好位からあっさりと抜け出して独走。後方から追い上げたワールドプレミアの上がり3ハロン35.2秒を超える35.1秒で上がっているのだから、後続はお手上げだろう。2着以下を3馬身以上突き放す楽勝劇だった。
これには川田騎手も「何も問題はありませんでした」と満足げ。「道中のリズムがさらに良くなったので、良い勉強が出来ているのだと思います」と成長を実感している。
「川田騎手と中内田調教師といえば、2歳王者ダノンプレミアムが最も有名。昨年は弥生賞(G2)を楽勝しながらも、挫跖のために皐月賞を回避しました。今年のヴェロックスには、昨年のダノンプレミアムの分も込められているでしょうね」(別の記者)
驚異的な結果を残しているリーディングジョッキーと、リーディングトレーナーによる最強コンビ。そこに馬主がディープインパクトなど、数々の名馬の所有者として知られる金子真人オーナーとくれば、いよいよヴェロックスに死角なしか。
未完の大器がベールを脱ぎ、世代を制圧する。