JRA皐月賞(G1)「3連勝」サトノルークス池添謙一の一発あるか。「良血」兄弟の分まで大器完成に期待
池江調教師はマスコミの取材に対して本音を語る。東スポのYouTube動画で「皐月賞は速い馬が勝つと言われますが、速いという言葉に先生が持つイメージは?」と問われ「光(ルークスはラテン語の光)」と答える漫才のようなやりとりの後「現段階では他に完成度の高い馬がいるので自信を持って勝てるとは言えないが、運があれば勝てる力はある」「母の父はサドラーズウェルズ。目標はダービーです」と語っていた。
サトノルークスは重賞を勝っていないのでそれほど人気にはならない。しかし、血統は超一流なので隠れた大物と言える。鞍上は継続騎乗となる池添騎手。父の池添兼雄厩舎のメイショウテンゲンで弥生賞(G2、芝2000メートル)を優勝しているが、サトノルークスに乗る。G1レースにめっぽう強く、昨年はブラストワンピースで有馬記念(G1)を制した。大阪杯(G1)のブラストワンピースが1番人気で悔しい6着だっただけに、皐月賞では一発を狙ってくるはず。
池添騎手と池江調教師のタッグはオルフェーヴルで一時代を築いた。皐月賞を優勝すればイケイケコンビのG1制覇は2013年、オルフェーヴルの有馬記念以来となる。池江調教師が言うように日本ダービー(G1、芝2400メートル)で春のピークに持っていく予定だろう。しかし、大物は先物買いしてこそ配当妙味がある。馬券は押さえたい。
全兄のムーヴザワールドは屈腱炎で長期休養中だが、新馬戦で1番人気のエアウィンザー(大阪杯5着)を破り、以後負けても負けても1番人気に支持され続けた。サトノルークスには大器として完成してもらいたい。