【マイラーズC(G2)展望】JRA「マイル最強戦」ダノンプレミアムVSインディチャンプがいきなり実現!
昨年の安田記念覇者がモズアスコット(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)。マイラーズCで2着になると、賞金面の不安があったためオープン特別を叩き、連闘で安田記念に臨んだ。9番人気という低評価を覆して優勝。重賞初制覇がG1初制覇となった。昨秋はマイルCS(G1、1600メートル)で13着、香港マイルは7着と不本意な結果に終わった。安田記念連覇を目指して、ここからの巻き返しを図る。
ダノンプレミアムの中内田充正厩舎はもう1頭の素質馬を送り出す。京都金杯(G3、芝1600メートル)を制したパクスアメリカーナ(牡4歳、栗東・中内田厩舎)だ。インディチャンプと同様、3歳春には結果が出なかったが明け4歳となって重賞初制覇。今年の成長株だ。ヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)優勝、桜花賞(G1、芝1600メートル)2着など数々の実績を誇るホエールキャプチャの全弟という血統も魅力。
昨年のアーリントンCでインディチャンプとパクスアメリカーナを下して優勝したのがタワーオブロンドン(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。2歳時には朝日杯FSでダノンプレミアムの3着という実績もある。明け4歳初戦の東京新聞杯は5着に終わったが、実力馬だけに軽視は禁物だ。
この他、昨年のNHKマイルC(G1、芝1600メートル)優勝後、結果は出せていないが底力を秘めるケイアイノーテック(牡4歳、栗東・平田修厩舎)、オープン大将ながら重賞でも崩れないグァンチャーレ(牡7歳、栗東・北出成人厩舎)に要注意。
ダノンプレミアムがマイル絶対王者に向けて絶好のスタートを切るのか、インディチャンプがそれを阻止できるのか、伏兵の台頭があるのか。マイラーズCは4月21日、京都競馬場で15時35分発走予定だ。