JRA毎週36R全部馬券買って数十年! 週刊プロレス元編集長・ターザン山本が語る”エクスタシー”競馬論
ギャンブル好きを集めて作ったこの「GJ」ですが、実はメンバーたちの中で、思いの外多かったのが「プロレスファン」。
特に、もうすぐお代替わりを迎える「平成のプロレス」には一家言ある人が多い様子で、飲み会にもなれば「いや、あの時のドロップキックが……」「ジャンボ鶴田がいれば他国のミサイル攻撃だって跳ね返す!」と有象無象のトークが展開されます。プロレスが分からない人は大抵いつの間にか帰っています。特に女子。
そんなプロレスファンのメンバーから「どうしてもお話をうかがいたい!」と熱望していた人物がいらっしゃいました。それが、伝説のプロレス雑誌「週刊プロレス」(ベースボール・マガジン社)の元編集長・ターザン山本さん。
実はターザンさん、無類の「競馬好き」「馬券至上主義者」としても有名で、雑誌「競馬の天才」(メディアボーイ)では、「競馬最強の法則」(ベストセラーズ)時代から合わせて、200回以上にもわたり、競馬関係者にインタビューもしているまさに「ベテラン」です。
今回、メンバーたっての希望で実現したインタビュー。「その週の金は全部競馬に使う」と豪語するターザンさんの「競馬論」そして「競馬の魅力」を大いに語ってもらいました。
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――「週の有り金すべて競馬につぎ込む」って、本当ですか?
ターザン山本さん(以下ターザン):本当! 的中したら、普通だったら、貯金するとか服買うとか、うまい飯食うとか、女の子にプレゼントするとかあるじゃない。でも俺は全部競馬につぎ込んでるよ!
――それって、いつも最終的に全部なくなりそうですね。
ターザン:うん、毎週、錦糸町のWINSに行くんだけど、日曜最終レースが終わったら俺はいつも「絶望のドン底」だよ。この世の終わりって感じだ。「すべて消えてなくなれ!」くらいに思う。スッカラカン!
――スッカラカン。毎週そんな状況とは壮絶。
ターザン:日曜は終わった後「反省会」で飲むんだけど、「週刊プロレス」のファンの人が周りにたくさんいるから、よくご飯はおごってもらえる。だから食うには困らない(笑)。
――たくましいというかうらやましいというか。ずっとそんな生活を続けてらっしゃるんですか?
ターザン:競馬を始めたのは大学3年。タニノハローモアとかタケシバオー(1968年日本ダービーの1,2着)が走ってた時代だね。スピードシンボリ(1969年に日本馬で初めて凱旋門賞挑戦)とかもいたな。好きな馬はタニノチカラ(1974年有馬記念制覇)とか牝馬のトウメイ(1971年、天皇賞・秋と有馬記念制覇)だね。