JRAフィエールマン「ルメール・ファースト」で凱旋門賞(G1)登録? サートゥルナーリアとの「内部事情」も……
世界最高峰の舞台でも、日本勢は”ルメールファースト”なのかもしれない。また鞍上以外にも、凱旋門賞へ向かうには問題が山積みだという関係者もいる。
「フィエールマンは体質が弱いため、デビューは遅れ、さらに3歳時の出走回数も少なく抑えられていました。その馬が、海外輸送や環境の変化に耐え、万全の体制でレースに臨むことができるのかは疑問が残りますね。
それに菊花賞を勝っているものの、昨年のレースはスローペースで進み、最後の直線で”ヨーイドン”のスタミナを必要としない展開。そのため、同馬は2000メートル前後の距離こそが適性と見る人も多いです。また5戦中4戦で上がり最速を記録するなど、キレが身上のディープインパクト産駒らしい競馬をします。ですが、凱旋門賞が開催されるロンシャン競馬場は、キレよりもパワーが必要だとされています。距離や馬場などから考えてもあまり向いているとはいえません。凱旋門賞よりも天皇賞・秋のほうがチャンスがある気がしますね」(競馬誌ライター)
フィエールマンは、秋にパリロンシャン競馬場にいるのだろうか? それとも……。