JRAフローラS(G2)は「2点」で大儲け? 混戦必至重賞を関係者情報で読み解く!
21日(日)に東京競馬場でフローラS(G2、芝2000メートル)が行われる。オークストライアルであるこの1戦は、昨年も13番人気のパイオニアバイオが2着に入るなど伏兵の上位進出も多く、2011年以降は8回中4回も3連単で『10万馬券』、さらにうち2回は『100万馬券』も飛び出している。
まるで春の天気のように荒れることが多いこのレースに、「現場の声を最重視するブロディN」が挑戦。極秘ルートから仕入れた「関係者ネタ」で的中を狙う。
今回の本命「◎」は2番シャドウディーヴァ(牝3歳、美浦・斎藤誠厩舎)だ。
父ハーツクライ、母ダイヤモンドディーバ、母父はフランスのリーディングサイアーにも輝いたDansiliという血統を持つ。
東京競馬場で4戦して1勝2着2回3着1回と、安定感ある成績を残しているシャドウディーヴァ。前走のフラワーC(G3、芝1800メートル)で中山競馬場を初体験。4着に終わったものの、上がり34.0秒と2位タイの鋭い末脚を使っていた。直線の長い東京競馬場ならば、この脚で上位進出も狙えるはずだ。
「陣営はオークスに向けて、ここが最後のチャンスと躍起になっていますね。前々走は3着でしたが、スタッフは『外をスムーズに運び過ぎたため脚が溜まらなかった』と語り、そして『前走は中山1800メートルで追走に余裕がなかっただけ』と話しています。『どちらも敗因は明確だから』と、まったく悲観していませんでしたね。
1週前追い切りは岩田康誠騎手を背に、南WCコースで5F67.7秒、ラスト12.7秒を記録。岩田騎手は交流競走もあったため、忙しいにもかかわらず、合間を縫って乗りに来たようです。スタッフもその姿勢を見て『ありがたい。さらに状態を上げて送り出したい』と話していました。その言葉通り、最終追い切りでの動きも良さそうでしたよ。上位進出もあり得ますよ」(美浦関係者X)
「〇」にあげるのは4番ウィクトーリア(牝3歳、美浦・小島茂之厩舎)だ。
函館の新馬戦で逃げてレコードV。続く札幌2歳S(G3、芝1800メートル)、赤松賞(500万下、芝1600メートル)では、中団に控える競馬を試してみるも、それぞれ7着、5着に終わっていた。そして迎えた今年の始動戦500万下(芝1800メートル)。果敢にハナを奪うと、後続に2馬身差をつけて勝利。逃げて2勝目をあげ、自身のスタイルを確立しつつある。
「最終追い切りは、今回からコンビを組む戸崎圭太騎手を背に美浦Wで3頭併せ。ほぼ馬なりで4F53.6秒、ラスト12.6秒を記録しています。位置取りに関してはとくに指示がなかったようですが、戸崎騎手は『後ろから感触を見たかった』とのことで追走する形に。『並びかける時の脚が速かった』『道中の折り合いも良く、非常に乗りやすかった』など好感触を得ていたようでした。
管理する小島調教師は、『並びかけてからも早いので、後ろからもいけるはずなのに』と苦笑しながら、『これまでの結果から逃げた方が良いと思いますし、今回も逃げる予定』と逃げ宣言をしていました。得意のスタイルでオークスへのキップを取りに行くようです」(競馬記者)
「▲」は17番レオンドーロ(牝3歳、美浦・斎藤誠厩舎)を指名したい。
今年1月の3歳未勝利(芝、2000メートル)で牡馬相手にクビ差の辛勝。重賞初挑戦となったフラワーカップ(G3、芝1800メートル)では、中団から脚を伸ばすも届かずに8着。柴田大知騎手はレース後に「1800メートルは忙しかった。2000メートル以上は欲しい」と距離に泣いたと語った。
そして迎えたひめさゆり賞(500万下、芝2000メートル)。4角手前からあがると、最後の直線で上がり最速35.8秒の脚を見せ、前を行くレターオンザサンドを強襲。ハナ差届かなかったものの、牡馬相手に得意の距離で強さを見せた。
「最終追いは坂路コースで、4ハロン59.3秒、ラスト13.7秒。前走から出走間隔が詰まっているため、軽目の調整でした。同馬は使って調子があがるタイプなのでデキは上昇中と見て良さそうです。
前走は勝負どころで少しモタれたものの、走り自体は落ち着きがあってよかったですね。スタッフも『モタれるのは個性だと思っています』と気にしていないようでした。ここでも頑張ってくれるのでは?」(美浦関係者Y)