JRA天皇賞・春(G1)展開を左右する先行馬たちの状態は? 栗東関係者が語る「(秘)情報」

※画像:ロードヴァンドール/『JBISサーチ』より

 メイショウテッコン同様、ロードヴァンドール(牡6歳、栗東・昆貢厩舎)も前で競馬をする馬だ。

 今年は、昨年2着に入った日経新春杯から始動するも、13着と大敗。だが、続く阪神大賞典(G2、芝3000メートル)では2番手で進み、途中から先頭に立つと、最後の直線でシャケトラ、カフジプリンスに交わされるも、粘って3着に入った。

「前走は序盤でサイモンラムセスとハナの奪いあい。競った相手は早々に力尽きましたが、辛抱強く走って1年以上ぶりに馬券圏内に入っています。久々に十二分に力を発揮できたようです。

 大きな上がり目はなくても中間も変わらず順調。最終追い切りはCウッドを単走。6ハロン81秒7、ラスト12秒4と軽やかな動きを見せています。スタッフも『前走より体調がいい』と自信をのぞかせていました」(栗東関係者B)

 昆調教師は『(私は)馬をつくる側なので、ジョッキーが好きなように乗ってほしい』と横山典弘騎手に全幅の信頼を寄せている。ここで一撃なるか。

 1枠1番の最内枠を引き当てたチェスナットコート(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)。

 昨年の天皇賞・春は0.3秒差の5着と好走。秋は川田将雅騎手を伴い、コーフィールドC(G1)、メルボルンC(G1)とオーストラリア最大級のビッグレースに挑戦するも、それぞれ13着、14着と大敗していた。

「今年は坂井瑠星騎手とともに日経賞から始動。9着に終わっています。リピーターが多いレースなので、ここから巻き返したいところですが、昨年の海外遠征がタフだったので精神的に参っているみたいです。

 稽古では自己ベストが出ていますが、日経賞の時も同じくらいの時計は出ていましたからね。海外で他馬にぶつけられるなどしていたので、実戦では嫌な記憶が思い出されるのかも」(栗東関係者C)

 今回はフルゲート割れ。バラけそうな展開はプラスだが、それでも厳しい戦いを強いられることになりそうだ。

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