JRAヴィクトリアマイル(G1)武豊「八方塞がり」で腕の見せ所!? “元”女王ソウルスターリング「不振」の原因は?
13日に東京競馬場で行われるヴィクトリアマイル(G1)。今年は本命視されていたラッキーライラックが前哨戦で惨敗したため、一転して混戦模様になっている。
ならば、ここが初コンビとなる武豊騎手と、一昨年の最優秀3歳牝馬ソウルスターリング(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)に「復活」のチャンスはないだろうか。
一昨年のオークス(G1)制覇から、長く不振に苦しんでいるソウルスターリング。しかし、昨年7月のクイーンS(G3)で3着、久々に馬券圏内を賑わし浮上の兆しを見せていた。ところが前走の府中牝馬S(G2)では、まさかの11頭中10着に大敗……。
本来の走りがまったく出来ずに敗れてしまったが、レース後に骨折が判明。今回は約半年ぶりの実戦復帰となる。
「幸い、骨折は軽いもの。その後は宮城の山元トレセンに放牧に出され、今回はリフレッシュした効果もあって陣営からも『いい雰囲気』とコメントがありました。
しかし帰厩後、ここに至るまでの調整過程は、かなり気を遣って仕上げられていますね。藤沢厩舎なので軽めの調整が主流ですが、それでも慎重に調整されていると思います。乗り込みの量はありますが、半年ぶりとあって中身がどうか」(競馬記者)
美浦の坂路で1週前追い切りを行ったソウルスターリングは、4ハロン55.2秒、ラスト13.5秒を記録。キビキビとした動きだったが、単走だったこともあって軽めの調整となったようだ。
この日は助手が乗ったが、最終追い切りには武豊騎手が騎乗予定。半年ぶりのレースということもあり、最終調整の動きには特に注目したい。