JRA和田竜二「テイエムオペラオー因縁コンビ」シゲルピンクダイヤでオークス(G1)戴冠へ。ダイワメジャーも関係なし?
19日に3歳牝馬クラシック第2弾オークス(G1、芝2400メートル)が行われる。桜花賞(G1、芝1600メートル)で2着だったシゲルピンクダイヤ(牝3歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)について検討しよう。
シゲルピンクダイヤは桜花賞トライアル、チューリップ賞(G2、芝1600メートル)でダノンファンタジーの2着となり桜花賞の出走権を獲得。桜花賞でも2着に好走した。桜花賞では7番人気だったので、勝ったグランアレグリアとの馬連が4410円、馬単が5700円とまずまずの好配当だった。今回は桜花賞より人気になるが、それでも連に絡めばそこそこの配当を見込めそうだ。
鞍上は新馬戦以来ずっと騎乗している和田竜二騎手。シゲルピンクダイヤと和田騎手のコンビは一昨年のオークス2着馬モズカッチャンとダブるところがある。ともに2歳時には目立たなかったが、3歳になって高い素質を発揮しはじめた。また、和田竜二騎手はノーザンファーム御用達の騎手ではない。したがって、モズカッチャンやシゲルピンクダイヤといった非社台系牧場生産の馬が似合う。
シゲルピンクダイヤは2017年の北海道セレクションセールでシゲルの冠名で有名な森中蕃(しげる)氏に1728万円で落札された。渡辺薫彦調教師が「ぜひ買ってください」と推薦したそうだ。森中氏はそれほど高額でない馬を多く所有。3歳クラシックに出走するには2歳秋に登録が必要だが、3歳クラシックに登録する馬は多くない。これも渡辺調教師の要請があって登録したという。
なお、森中氏は世代ごとに馬名をテーマで統一している。シゲルピンクダイヤは2016年生まれであり、この年のテーマは宝石。今年の2歳場のテーマは宇宙。シゲルチキュウ、シゲルタイヨウなどがいる。