元JRA安藤勝己氏「レーンの追い方に疑問」何故走る? それぞれの”ベスト”
12日(日)のヴィクトリアマイル(G1、芝1600メートル)は、D.レーン騎手のノームコアが勝利。プリモシーンをクビ差退けて、レコードVを達成し、騎乗停止だったC.ルメール騎手の”代役”をこれ以上ない形で勤めあげた。
4月末に来日したレーン騎手は、先週まで44回騎乗して13勝をあげ、うち重賞もG1、G2、G3をそれぞれ1度ずつ勝利。勝率は29.5%、連対率38.6%、さらに複勝率54.5%と、いずれも高い数字をキープしている。
JRAで旋風を巻き起こしているレーン騎手。この25歳の若武者には、元JRA騎手のアンカツこと安藤勝己氏も当然ながら注目しているのだが、彼の騎乗フォームには少々疑問も感じているようだ。
ヴィクトリアマイル後、安藤氏は自身のTwitterで、「レーン(ノームコア)になっちゃったか。落ち着きも追い方も25歳らしからぬ老獪さ」とその騎乗を振り返った。そして、『レーン騎手の追い方は柔らかいですよね。強いアクションじゃないのにって…』などのファンのツイートに対して、「そうかな?たしかにオーストラリア的なんやけど、なんかレトロで格好いい乗り方やない」と反応。先のツイートで”25歳らしからぬ”と言及した点がそこにつながるとし、「上半身は安定しとるけど、追う時に足はピタッとしてないし、むしろあのフォームで動かすのが不思議なくらい。競馬(馬も騎手も)は奥が深いわ。」と綴っている。