武豊「レーンに雪辱」なるか!? オークス(G1)シェーングランツ「史上初」姉妹制覇に不安はなし?
19日にオークス(G1、芝2400メートル)が開催される。武豊騎手が騎乗するシェーングランツ(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)は史上初となる姉妹によるオークス制覇を達成できるのだろうか。
年明けからリーディング上位を走ってきた武豊騎手は4月あたりから雲行きが怪しくなり、5月はまだ2勝しか上げていない。現在は3位に留まっているものの、すぐにも戸崎圭太騎手に抜かれてしまいそうな気配。5月から短期免許で初来日したD.レーン騎手の快進撃に歩調を逆に合わせているかのようだ。それを象徴していたのが5月11日(土)の東京競馬だった。
9R夏木立賞(3歳500万下、芝2000メートル)で武豊騎手のサトノエルドールはレーン騎手のヴァンランディをマーク。直線で武豊騎手が並びかけるとレーン騎手は待ってましたとばかりに追い始める。サトノエルドールも良く伸びたものの2着。11R京王杯SC(G2、芝1400メートル)では武豊騎手のリナーテとレーン騎手のタワーオブロンドンは道中では並走。武豊騎手はレーン騎手よりもワンテンポ遅らせてスパートしたが、やはりタワーオブロンドンに届かずの2着だった。
どちらのレースもレーン騎手の騎乗馬が1番人気だったので、武豊騎手が2着を確保したのはさすがと言える。とはいえ、武豊騎手が騎乗する馬の馬質は往年に比べかなり落ちているからこそ、1番人気にならないのも事実。現在の武豊騎手は決して恵まれているとは言えない馬質で戦っていくしかない。