JRA「騎手が足りない!」現場悲鳴。「基準曖昧」騎乗停止乱発でルメール「サートゥルナーリア体当たり」にも疑問が
勝つためにはある程度のしたたかさも必要ということなのかもしれない。
だが、皐月賞のルメール騎手の場合はセーフで、今回の田中騎手はアウトということで、やはり判断の基準がぶれていると感じる人もいるようだ。
「ある若手騎手は『あれでアウトなら怖くて狭いところは突っ込めないし、馬体を併せにいくこともできない』と消極的な気持ちになっていました。また他の若手騎手も『今の裁決はオレらに厳し過ぎるけど、外国人騎手に甘すぎる。レースの格や騎手を見てるとしか思えないよ』とボヤいていましたよ」(競馬誌ライター)
4月以降、騎乗停止になる騎手が頻発し、その度に現場は騎手探しに奔走している。ましてや今は3場開催で、さらに芝では18頭がフルゲートのレースも多くある。いつも以上に騎手が不足しがちなため混乱に拍車をかけているようだ。
誰もが納得行く裁定が行われる日はくるのだろうか。