JRA日本ダービー(G1)ダノンキングリー「2400m不安説」の真実。血統面は「問題なし」も戸崎圭太騎手の気になる言葉
過去の日本ダービーを遡っても、昨年のワグネリアンや一昨年のレイデオロが3000mの菊花賞(G1)を回避しているように、ダービー以降は2000m級で活躍している馬は多い。
また、2008年の覇者ディープスカイや2007年のダービー馬ウオッカなどは、後にマイル路線で好成績を残した。2014年の2着イスラボニータも高いマイル適性を持っており「2400m」という額面ほど、距離を気にしなくていいのが近年のダービーの傾向でもある。
「しかし皐月賞のレース後、戸崎圭太騎手の『道中、一生懸命になりすぎる所があった』というコメントは、やはり気になりますね。戸崎騎手は一方で『我慢が利いていた』と話していましたが、それは『1000m通過が59.1秒の締まったペースだったから』という見方もできます。
その皐月賞でペースを作ったランスオブプラーナやクリノガウディー、ダディーズマインドなどは揃って不在。青葉賞を逃げ切ったリオンリオンが引っ張る展開が予想されていますが、どこまでペースが上がってくれるかは疑問ですね」(同)
また別の記者曰く、ダノンキングリーの皐月賞は戸崎騎手が「ほぼ完璧に乗った結果」という。