JRA日本ダービー(G1)ダノンキングリー「2400m不安説」の真実。血統面は「問題なし」も戸崎圭太騎手の気になる言葉

 実際に『競馬ラボ』で連載している『週刊 戸崎圭太』でも、戸崎騎手本人が「全体的にベストを尽くせたレースかなとは思っています」と語っている通り、皐月賞では2枠4番の好枠を活かした卒のない立ち回り。

 勝負所で外を回ったサートゥルナーリアやヴェロックスと比較しても、決して小さくはないアドバンテージがあった。

「皐月賞のレースぶりからも『3強』の座は揺るがないと思います。ただ、逆にサートゥルナーリアとヴェロックスを『如何にして負かすのか』という点では、共同通信杯(G3)勝ちがある東京へのコース替わりに期待したいところです。

戸崎騎手を始めとした陣営も『東京向き』と語っていますし、この馬の武器であるキレ味で一気に差し切りたいところ。逆に皐月賞のような地力勝負になると、逆転は難しいかもしれません」(別の記者)

 2月の共同通信杯では上がり3ハロン32.9秒の”鬼脚”で、2歳王者アドマイヤマーズを並ぶ間もなくかわし切った。あの時のキレを再び発揮できるか。府中の長い直線で末脚全開へ――。

「道中、一生懸命にはなっていたので、その辺、どうにかもっと落ち着かせることが出来たんじゃないか」と反省点を挙げていた主戦・戸崎騎手による「道中の運び方」が大きなカギを握りそうだ。

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