JRAブラストワンピース「太りすぎ」「ハンデ59kg」で池添謙一大ピンチ!? C.ルメール「代役」も勝てば馬の力、負ければ騎手のせいで……
以前から馬体重の増加が不安視されてきたブラストワンピースだが、陣営の尽力もあって、いざ出走となればきっちりした好馬体を披露してきた。
しかし、今回はあくまで秋の大目標・凱旋門賞(仏G1)に向けての叩き台の意味合いが強い。いや、今後、札幌記念(G2)を経て渡仏するなら「叩きの叩き」ともいえる。菊花賞、有馬記念、大阪杯(いずれもG1)といった過去3走とは意味合いも、レースに懸ける意気込みも大きく異なるはずだ。
「レースまでに少しでも絞れてくれればとは思うけど、こうなってくると気の毒なのは、急遽代役を受けた元主戦の池添謙一騎手だよね。今回はC.ルメール騎手の騎乗停止で”元サヤ”に戻ってきた格好だけど、出走メンバー的にも『勝てば馬の力、負ければ騎手のせい』にされそうな状況。
乗り替わりが発表されたときは周囲からも『かわいそう』って声があったけど、今回もし負けることがあったら『致し方なし』って流れになっちゃうのかな……」(関係者)
目黒記念後には、凱旋門賞出走プランが控えているブラストワンピース。今回は「凱旋門賞の斤量(59.5kg)を考えて試そうと」という試みがあっての出走だけに、ハンデの59kgは願ったり叶ったりといったところだろう。
だがそれだけに、余計に”叩き台”の色合いが濃いのも事実。1番人気になることが確実で、出走メンバー的にも負けられない戦いになりそうだが……。ここで誰よりも結果を出したいであろう池添騎手の奮戦に期待したいところだ。