JRA新馬でロードカナロア産駒がディープ×アパパネを襲う? 土曜有力馬一挙紹介

 

中京競馬場 第5R 2歳新馬(芝1600メートル)

 ここにはディープインパクト×アパパネの「12冠配合」で誕生したラインベック(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎)が登場。

 アパパネ産駒は先に2頭がJRAデビューを飾っているが、このラインベックは「アパパネ産駒の最高傑作」との評価もある。

 1週前追い切りは3頭合わせで6F84秒9、ラスト11秒5を記録。新馬のマイラプソディに先着し、ラジオNIKKEI賞(G3)に出走を予定しているサヴォワールエメとは併入した。友道調教師も「いいフットワークをしている」と高評価している。

 デビュー戦の鞍上を務める福永祐一騎手は、全兄たちとはちがい気性難もないといい「走りそう。距離が延びても問題ない」と期待をかけた。超良血馬の初陣に注目が集まる。

 対抗はアージオン(牝2歳、栗東・安田隆行厩舎)、ファルーク(牡2歳、栗東・池添兼雄厩舎)の2頭だろう。

 アージオンは父ロードカナロア、母インナーアージ、母父ディープインパクト。叔母には15年のオークスと秋華賞(ともにG1)を勝ったミッキークイーンがいる。

 馬体は400キロ前後と小柄だが、安田調教師は「能力はある。血統面からも期待」と話している。鞍上はM.デムーロ騎手を予定。

 もう一頭のファルークは、父ダイワメジャー、母ウインファンタジア、母父ヘネシーという血統を持つ。

 1週前追い切りの3頭併せでは、初戦で手綱を握る松山弘平騎手を背に、同期には1秒4、5歳3勝クラスには3馬身先着する素晴らしい動きを見せた。仕上がりならばピカイチか。

 今週登場する若駒たちはどんな走りを見せてくれるのだろうか?

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