JRA「三冠配合」ラインベックがデビュー戦快勝! 福永祐一騎手「着差はわずかでも、安心して乗れました」
29日、この日開幕を迎えた中京競馬場でラインベック(牡2歳、栗東。友道康夫厩舎)がデビュー戦を快勝。三冠牝馬アパパネの仔が、単勝1.5倍の圧倒的な支持に応えた。
「新馬はスローのヨーイドンだし、これからどんな走りをするかでしょう」
芝1600mを9頭立てで行われたレース。好スタートを決めたラインベックは、同じく好スタートを決めたファルークを先に行かせる2番手からの競馬。稍重の馬場もあって前半の800mは52.1秒とかなり遅めの時計だったが、最後の直線に入ると逃げ粘るファルークを交わして先頭に。最後は好位から伸びてきたアージオンの末脚を退けて、先頭でゴール板を駆け抜けた。
「2着のアージオンに1馬身1/4差でしたが、福永騎手は『着差はわずかでも、安心して乗れました』と話していた通り、最後は流す余裕がありましたし、着差以上に強い内容だったと思います。
スタートも上手に出ていましたし、福永騎手は『2番手で上手に競馬をして、調教の良さを出してくれました』と評価していましたね。道中で行きたがる面も見せず、センスの良さを感じました。
気性的に落ち着いて走れていたので、もう少し距離が伸びてもやれそうな気がします。今回は稍重の馬場でしたが、跳びの大きな馬なので、良馬場でさらに良くなるんじゃないでしょうか」(競馬記者)