【鳴尾記念(G3)展望】武豊タニノフランケルが宝塚記念に王手!? 飛躍・復活を狙うクセ馬たちの競演
1日(土)のメインレースは鳴尾記念(G3、芝2000メートル)が開催される。上半期最後のG1競走である宝塚記念(芝2200メートル)との親和性も高く、今年も多くの有力馬が出走を予定している。
ウオッカ産駒のタニノフランケル(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)はここで大舞台へ挑戦するきっかけをつかみたい。
昨年、武豊騎手が騎乗した大原S(1600万下、芝2000メートル)で古馬相手に勝利を収め、OP入りを果たしたタニノフランケル。今年は中山金杯(G3、芝2000メートル)から始動すると9番人気ながら逃げて3着と好走。続く小倉大賞典(G3、芝1800メートル)では、2番手につけると勝ち馬とはタイム差ナシの2着と健闘してみせた。
だが、G1馬5頭が出走した金鯱賞(G2、芝2000メートル)では、果敢に逃げてレースの主導権を奪うも、次々に交わされて10着。大舞台を制した経験を持つライバルたちに、力の差を見せられて終わった。
今回は武豊騎手とコンビを再結成。逃げ馬に騎乗した際のペース配分は絶妙なことで知られる武豊騎手は、再びタニノフランケルを勝利に導くことができるのだろうか?
ステイフーリッシュ(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)もここから巻き返したい。
昨年12月のチャレンジC(G3、芝2000メートル)では、古馬相手に3着と好走。今年に入ってからも中山金杯(G3、芝2000メートル)で2着、京都記念(G2、芝2200メートル)では4番手で進むと、最後の直線で脚を伸ばして勝ち馬ダンビュライトとクビ差2着と中長距離戦で存在感を示している。
だが迎えた大阪杯(G1、芝2000メートル)では後方から競馬をするも、後手後手に回ってしまい、見せ場なく13着と惨敗。G1の高すぎる壁に跳ね返されてしまった。
ここで結果を残し、もう一度G1の舞台へ挑戦して欲しいところだ。