【七夕賞(G3)展望】JRA「古豪集結」ロシュフォール初制覇を阻む良血、実績馬に要注意
先日の巴賞(オープン、芝1800メートル)で8歳馬のスズカデヴィアスが激走したように、ローカル重賞では実績のある高齢馬が穴を出す。ストロングタイタン(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)は昨年の鳴尾記念(G3、芝2000メートル)覇者であり、中日新聞杯(G3、芝2000メートル)では3着に好走している。ソールインパクト(牡7歳、美浦・戸田博文厩舎)は今年の目黒記念(G2、芝2500メートル)で3着に好走、一昨年の七夕賞で3着という実績がある。
スローの逃げでしぶとさを発揮するのがブラックスピネル(牡6歳、栗東・音無秀孝厩舎)。一昨年の東京新聞杯(G3、芝1600メートル)ではマイル戦で1000メートル通過1分2秒2という超スローの逃げを打って勝利した。前走の鳴尾記念でも逃げて2着に好走しているが、レースが流れると極端に脆くなるのが弱点。マルターズアポジー(牡7歳、美浦・堀井雅広厩舎)、ロードヴァンドール(牡6歳、栗東・昆貢厩舎)がいるここは若干の割引が必要か。
逃げ先行馬が波乱を呼ぶのか、それとも伏兵の差し馬が台頭するのか。七夕賞は7月7日、福島競馬場で15時45分発走予定だ。