JRA安田記念(G1)ダノンプレミアム「究極仕上げ」で現役最強の証明。VSアーモンドアイへ「上積みはある」大器に本格化の兆し
「現役最強」を証明する時が来た。
6月2日に東京競馬場で行われる今年の安田記念(G1)は、現役最強を決める「2強」対決として注目されている。
ここまで8戦7勝アーモンドアイと、7戦6勝のダノンプレミアムという、ほぼ完ぺきな成績を誇る両雄の激突。ただ「実績」としてはG1・5勝のアーモンドアイに対して、ダノンプレミアムは一昨年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)を勝っただけと圧倒的な差があることは事実だ。
しかし、だからこそ今回の対決で「勝ちたい」のはダノンプレミアム陣営なのかもしれない。蹄の不安などで3歳クラシックを”ほぼ”棒に振った感にある大器に、いよいよ本格化の兆候がうかがえる。
「乗ってる量とか、疲れを感じさせずにこなしている」
昨年の日本ダービー以来、約10カ月ぶりの実績復帰を果たしてから3月の金鯱賞(G2)、4月のマイラーズC(G2)と連勝したダノンプレミアム。蹄の不安も大きく解消し、馬体にも身が入ってきた今年は順調にレースを使えているだけでなく、普段の調教にも充実ぶりが溢れているようだ。
「2、3歳の頃は高い競走能力を見せる一方で、どこか頼りなさがあったダノンプレミアムですが、古馬になっていよいよしっかりしてきましたね。今回は4月21日のマイラーズCから、約1カ月ぶりのレースになりますが、陣営は中間でもハードに攻めて非常に高いレベルでの仕上がりをみせています」(競馬記者)