JRA安田記念(G1)ダノンプレミアム「究極仕上げ」で現役最強の証明。VSアーモンドアイへ「上積みはある」大器に本格化の兆し
実際に短期放牧から帰ってきたダノンプレミアムは12日にさっそく栗東の坂路で4ハロン55.2秒、3日後の15日にCウッドで軽めに追い切られると、2週前の19日には6ハロン81.6秒、ラスト11.4秒と抜群のキレを見せた。
そして、先週23日の1週前追い切りでは主戦の川田将雅騎手を背にCウッドで6ハロン80.4秒、ラスト11.3秒。この動きには陣営も「上積みは今回の方がある」と状態面に自信を深めている。
「先週の日本ダービーがロジャーバローズの逃げ切りだったように、今の東京は前が簡単には止まりません。対アーモンドアイを考えた場合、抜群のスタートセンスから番手の競馬を得意とするダノンプレミアムにとっては、いい傾向だと思いますね。
今回はアエロリットやグァンチャーレ、フィアーノロマーノなど、ある程度前に行きたい馬も揃っていますし、レースがしやすいんじゃないでしょうか。距離や馬場傾向、そして完成をうかがわせる体調面と、アーモンドアイを負かす大きなチャンスだと思います」(別の記者)
前走のマイラーズC快勝後「大一番に向けて、いい時間を過ごせたら」と話していた川田騎手。そして、その言葉を体現するかのごとく充実の時を送っているダノンプレミアム。
「現役最強」は誰なのか、証明する時がきた。