JRA「ガラスの一族」2歳新馬シルヴェリオに「超大器」のウワサ……絶好調ハーツクライ産駒の”真打ち”が間もなく登場!

 9日、東京競馬場で行われた新馬戦(芝1800m)は、1番人気のワーケアが快勝。一昨年のセレクトセールにおいて1億1500万円で落札されたハーツクライ産駒が、単勝1.9倍の人気に応えた。

 また、先週の新馬戦でレイデオロの弟として注目されたアブソルティスモを破った、サリオスもまたハーツクライ産駒。

 今年のクラシックこそ日本ダービー(G1)のロジャーバローズ、オークス(G1)のラヴズオンリーユーなどディープインパクト産駒が存在感を示したが「来年のクラシック」に向け、早くもハーツクライ産駒が抜群の船出を見せている。

 そんな”絶好調軍団”の真打ちと早くからウワサされているのが、シルヴェリオ(牡2歳、栗東・池添学厩舎)だ。

「これまで乗った馬の中で、一番といえるレベル」

 かつて世界No.1に評価されたジャスタウェイや、エピファネイアといった歴史的名馬の主戦を務めた福永祐一騎手から「歴代No.1評価」を受けながらも、度重なる故障によって「未完の大器」に終わってしまったシルバーステート。

 昨年のダービー馬ワグネリアンとデビュー戦でハナ差の接戦を演じ、次走の未勝利戦を圧勝しながらも故障でクラシックを棒に振ってしまったヘンリーバローズ……。

 シルヴェリオの「母シルヴァースカヤ」の産駒は類稀なる素質を秘めながら、いつも脚元に問題を抱え、故障に苦しんできた。競馬界を代表するガラスの一族……無事でさえいれば、一体どれだけの成績を残したのかは、競馬ファンの間でも語り草になっている。

 しかし、末弟のシルヴェリオは一族の悲願といえるクラシック参戦を、十分に叶えられるだけの資質を感じさせているという。

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