【重賞展望】今年の北九州記念(G3)は夏の快速娘ベルカントが「ノースヒルズ共同戦線」結成で盤石のサマースプリント王へ!
3歳春から葵S(OP)を勝つなど、スプリンターとして早くから期待されていたが、ここに来てようやく軌道に乗ってきたようだ。古馬と走るようになってから大敗が続いたが、これはノド鳴りの症状があったため。手術を終えた2走前からは、この馬本来の走りができている。
通算成績こそ[4.2.0.7]と平凡だが、このジャストドゥイングは現役屈指の「雨男」。良馬場だけに焦点を当てれば[3.1.0.2]と一気に良化。この馬の場合、ライバルは馬ではなく天候なのかもしれない。
また、ここ2戦は逃げ馬の直後に付けて1着、2着と好走しているジャストドゥイング。今回も逃げるであろうベルカントの直後に付けたいが、実はこの馬はそのベルカントと同じノースヒルズの生産馬。
つまり、ベルカントと1番手2番手で”ノースヒルズ共同戦線”を結成してしまえば、かなり有利な展開に持ち込める可能性が高いだけに、この馬が展開の重要なカギを握りそうだ。
他にもバーデンバーデンCの1着馬オウノミチと3着馬バクシンテイオー、1200mの距離延長が鍵になりそうなアイビスサマーダッシュ3着馬のプリンセスムーンなど、伏兵陣にも快速馬がずらり。
果たして、夏の快速娘ベルカントの”爆走”を止めるライバルは出てくるのだろうか。早くもサマースプリント王が決定しそうな北九州記念は21日(日)の15時25分発走予定だ。