武豊も心配? マテラスカイ「BCスプリント視野」もドバイ好走後に見せた「症状」で一進一退か
プロキオンS(G3)で1番人気ながら5着に終わったマテラスカイ(牡5歳、栗東・森秀行厩舎)が、今秋、BCスプリント(米G1)挑戦を視野に入れていることがわかった。
今年は昨年5着という実績を引っ提げ、2年連続のドバイゴールデンシャヒーン(G1)に挑戦したマテラスカイ。スタートから積極的に前に出て、最後の直線では勝ち馬エックスワイジェットと一騎打ち。最後は1馬身半差をつけられて2着に終わるも、当初の予想を上回る好成績を残していた。
だが、必勝が期された国内復帰戦プロキオンSでは5着。スタートから得意の逃げを打つも、3コーナー過ぎからかかり気味になり、最後の直線半ばで失速。鞍上の武豊騎手も「残念です。ツボにはまったら強いのですが…」と無念さをにじませている。
「マテラスカイはドバイゴールデンシャヒーン後、ERA(UAEの競馬統括団体)から運動誘発性肺出血を確認したという発表がありました。これはいわゆる鼻出血であり、先日亡くなったウオッカが引退に追い込まれた症状としても有名です。
約3カ月後のプロキオンSで復帰したため、軽症だと思われていましたが、前走ではらしさを見せず敗退。これが影響した可能性もあるでしょう。もしそうならば、米国遠征に慎重にならざるを得ないのは当然。直前になって取りやめということもあるのでは?」(競馬誌ライター)
マテラスカイはBCスプリントに出走することはできるのだろうか……。