JRA孤高の天才「川田将雅」祝通算1300勝達成!勝率トップの裏事情と馬券の買いどころ。意外な勝負馬主の存在
上位人気での安定度はさすがだが、6番人気以下では未勝利というのは意外だ。過去数年は6番人気以下でも3勝以上しているのだから。しかし騎乗回数を見るとその理由が分かる。昨年は6番人気以下に122回の騎乗数があったが、今年はまだ21回。明らかに勝てる見込みのない人気薄の騎乗を見送っていると考えられる。実際に川田騎手の今年の騎乗回数は278回。騎乗回数関東トップの三浦皇成騎手が404回、関西トップの和田竜二騎手が430回だから、騎乗数の差は歴然だ。川田騎手ほどの実力があれば、騎乗数を増やすのは容易だろう。しかしあえてその選択をせず騎乗数をセーブしているのは、より勝てる見込みが高い馬や今後を見据えた馬の騎乗を優先しているからだ。その結果、今年の高い勝率と連対率などの数字に表れているのだろう。
条件的な狙いは平場のダートで1200~1800m戦や芝の1600mと2000m戦、そして1~5番人気なら黙って買い。さらに前述の勝負馬主は、条件に関わらず押さえておくべきだろう。
最後に来週から始まる夏競馬に目を向けると狙いは小倉開催。昨年の夏は海外遠征で不在だったが、夏以外に7戦して6連対、連対率85.7%という成績。2017年も小倉の芝で38戦して連対率42.1%を記録。小倉に遠征するときはすべてが勝負馬といっていいだろう。逆に新潟は2014年を最後に芝でもダートでも未勝利と意外に低迷しているので、思い切って外すのもありかもしれない。
※数字は先週段階のもの