【ラジオNIKKEI賞(G3)展望】JRA「未完の大器」今年も? フィエールマンに次ぐ大物出るか
6月30日、福島競馬場でラジオNIKKEI賞が開催される。昨年の2着馬フィエールマンはその後、菊花賞(G1)と天皇賞・春(G1)を制した。今年もそんなスーパーホースが登場するのだろうか。レースを展望する。
唯一の重賞勝ち馬がランスオブプラーナ(牡3歳、栗東・本田優厩舎)。アルメリア賞(500万下、1800メートル)と毎日杯(G3、芝1800メートル)を逃げ切って連勝した。皐月賞(G1、芝2000メートル)は逃げて最下位の18着だったとはいえ、強い相手との初対戦だったのでこの敗戦は仕方がないだろう。
週末の福島は雨予報。父ケープブランコは欧州ナンバーワン種牡馬ガリレオ産駒で、力のいる馬場は得意そうだ。2つ目の重賞制覇のチャンスと言える。ただし、毎日杯で2着だったマカヒキの全弟ウーリリは次走の青葉賞(G2、芝2400メートル)で12着に惨敗しているので、毎日杯のレースレベルには疑問もつく。人気になりすぎるようであれば嫌う手もあるか。
これまで【2・1・2・1】とほぼ馬券に絡んでいるのがディキシーナイト(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)。スプリングS(G2、芝1800メートル)で3着だったように底力もある。スプリングS後、脚部不安が出たため休み明けになるが、ノーザンファーム天栄からの放牧帰りとあれば問題はないだろう。連軸に最適な1頭かもしれない。