JRA新馬「4億円の姉」と武豊×サトノ登場! 未来を担う今週のデビュー馬を大検討!

 先週は、オルフェーヴル産駒のオーソリティが単勝1.3倍の圧倒的人気に応える形で勝利。だが、2着のブラックホールとはクビ差。少し展開が違えば、着順が逆になることも考えられただけに、応援していた人は肝を冷やしたことだろう。

 さて、今週は人気を集める素質馬が順当に勝ち上がるのか。それとも波乱が待ち受けているのか。今回も、今週末にデビューを飾る素質馬たちを紹介していこう。

7月13日(土) 中京競馬場 第5R 2歳新馬(芝1600メートル)

 デビュー戦を前に注目度が急上昇したギルデッドミラー(牝2歳、栗東・松永幹夫厩舎)。

 父オルフェーヴル、母タイタンクイーン、母父はBCクラシック(G1)を史上初めて連覇したティズナウ。半兄には昨年の鳴尾記念(G3)を勝ったストロングタイタン、現在4連勝中のミラアイトーン。半姉も2頭いて、そのどちらも米重賞勝ち馬だ。

 もとより評価は高かったのだが、今年のセレクトセールでは、近藤利一氏が同馬の半妹である「タイタンクイーンの2019(牡、父ディープインパクト)」を4億7000万円という高額で落札。そのため、これまで以上に姉であるギルデッドミラーへも熱視線が送られることになった。

 ギルデッドミラーは2週前に、先週の新馬戦を勝ったヤマニンエルモサと併せ馬。一杯に追われた僚馬を尻目に、ギルデッドミラーは持ったままで坂路54秒1、12秒6のタイムを出し先着。素質の高さを見せつけている。

 鞍上は川田将雅騎手を予定。掛けられた期待に応えることができるだろうか?

 ここでライバルとして名が挙がるのはヴィクターバローズ(牡2歳、美浦・堀宣行厩舎)か。

 父ロードカナロア、母モスカートローザ、母父ディープインパクトという血統を持つ。

 デビュー前はPコースで5F66秒6、ラスト11秒9を記録する軽やかな走りを披露。堀調教師も「古馬と併せても遜色ない」と素質に太鼓判を押しているようだ。鞍上はM.デムーロ騎手を予定。

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