JRA ・C.ルメール「覚醒」の大器ソルドラード8馬身差圧勝! 秋の大舞台へレイデオロ弟が「またも」“秘密兵器”導入で素質開花!
21日、函館競馬場で行われた3歳未勝利戦をソルドラード(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が8馬身差の圧勝。昨年の最優秀4歳以上牡馬レイデオロの半弟が、待望の初勝利を上げた。
「上のクラスでもやれる」
遅すぎた初勝利にC.ルメール騎手が、そう賞賛するのも当然か。2017年のダービー馬レイデオロの弟が、ついに覚醒の初勝利。秋に向けて大きな一歩を踏み出した。
14頭立ての芝1800mで行われたレース。これまでスタートに大きな課題を抱えていたソルドラードだが、この日も発馬は奮わず。しかし、外枠とダッシュ力ですぐさま好位に取りつけたことは幸いだった。
1000m通過が59.0秒という締まったペース。好位を追走したソルドラードは4コーナーで先頭に並び掛けると、最後の直線で独走。見る見る内に後続を引き離し、最後は馬なりのまま8馬身差の圧勝を飾った。
「いい馬ですが、前は集中していないところがありました。今回はブリンカーをつけて、すごくいい脚を使いました。パワーアップしていました」
レース後、勝ち馬をそう評価したルメール騎手。すでに春のクラシックが終わり、血統背景を考慮すると遅すぎた初勝利ではあるが「上のクラスでもやれる」と改めて期待を寄せている。