JRA新馬「1億オルフェーヴル産」に熱視線! 素質馬続々の夏競馬真っただ中のデビュー戦を一挙紹介
新馬戦がはじまり早2カ月。すでに次走に2歳重賞を設定している陣営がいるなど、若駒たちのレースも本格化しつつあるようだ。先んじて勝ち上がりを決めたライバルたちに追いつくべく、今週も素質馬たちがズラリと顔を揃えた。今週の注目馬たちを紹介していこう。
7月27日(土) 新潟競馬場 第5R 芝1600メートル
今年のダービー馬ロジャーバローズと同じく、バローズの冠名を持つアイアンバローズ(牡2歳、栗東・角居勝彦厩舎)が勝利をうかがう。
父オルフェーヴル、母パレスルーマー、母父Royal Anthemという血統。半兄にはベルモントSなど北米G1・2勝をあげたパレスマリスがいる。セレクトセール当歳で、1億1340万円で競り落とされた。
6月13日にゲート試験を合格したアイアンバローズは、ノーザンファームしがらきに放牧に出された。その後帰厩すると7月10日の調教では、坂路で4F55秒9、ラスト12秒6を記録。順調に調整が進んでいるようだ。M.デムーロ騎手とのコンビで、半兄ジェニシス同様にデビュー戦Vを狙う。
対抗はベルアンブル(牝2歳、美浦・奥村武厩舎)か。
父ロードカナロア、母は2008年の阪神ジュベナイルF(G1)で2着に入ったダノンベルベール、母父はアグネスタキオンという血統だ。鞍上は戸崎圭太騎手を予定。
また母が2011年のオークス2着ピュアブリーゼ産駒のルヴァン(父ブラックタイド)も侮れない。三浦皇成騎手と上位を狙う。