JRA来日デットーリ「馬集まるか」心配? 試される「アノ人」の実力
凱旋門賞3連覇を狙うエネイブルの主戦騎手として知られるランフランコ・デットーリ騎手。今年もビッグタイトルを次々に手にし、世界No.1との呼び声も高い同騎手が、今秋、JRAの短期免許を取得して来日するプランがあることがわかった。
世界中のレースでその存在感を示しているデットーリ騎手だが、日本でも1996年、2002年、05年のジャパンカップ(G1)を制覇するなど活躍。なかでも02年のシンボリクリスエス、キングジョージ6世&QES(G1)の勝ち馬ゴーランを抑えて、9番人気のファルブラヴで勝ったレースは、今でもファンの中で語り草となっている。ちなみにこの前日にはイーグルカフェでジャパンCダート(G1)も優勝しているため、2日連続のG1制覇も達成した。
「今回の契約馬主は社台ファームの吉田照哉代表で、栗東のトレーナーが身元引受調教師になる予定です。もし来日すれば、2011年の日本ダービー(G1)でデボネアに騎乗した以来8年ぶりのことになります。
今年、デットーリ騎手はエネイブルで勝利したキングジョージ6世&QESなど、G1勝利数は12を数えます。これまでの年間G1最多勝利数は01年の17勝ですので、もし来日が叶えばこの記録を日本で更新するかもしれませんね」(競馬誌ライター)
降って湧いた世界No.1騎手参戦の一報。このデットーリ騎手以外にも、今秋は春に大活躍したO.マーフィー騎手、昨年ステルヴィオでマイルCS(G1)を勝ったW.ビュイック騎手。さらに例年通りならば、R.ムーア騎手やC.デムーロ騎手など世界のトップクラスが来日すると見られている。