近い将来日本に本格進出も!?香港No.1騎手「雷神」J.モレイラ騎手が驚異の7連勝で武豊騎手に並ぶ大記録を樹立!
数々の金字塔を打ち立て、もはや香港では「伝説」になりつつある手腕は、やはり本物だった。
香港No.1騎手で「雷神」の異名を持つJ.モレイラ騎手が28日、6連勝と大爆発。連覇の懸かったワールドオールスタージョッキーズこそ不発だったが、無類の勝負強さで圧倒的な存在感を示した。
2Rから騎乗したモレイラ騎手だったが、いきなり7馬身差の圧勝スタート。そのまま勢いに乗ると3R、4Rと3連勝。そこからモーリスでお馴染みの堀厩舎との”日港NO.1コンビ”で6R、8Rも勝利し5連勝。さらに9Rも勝利して、あっさりと6連勝。
前日27日の最終レースも勝利しているので、これで騎乗機会7連勝達成。これは武豊騎手が2005年に達成したJRA記録と並ぶこととなった。
残念ながら、メインレースのキーンランドC(G3)で2着だったためJRA新記録となる騎乗機会8連勝はならなかったものの、この日は結局6勝2着1回3着1回とパーフェクトで、まさに「モレイラデー」。
短期免許の最終日に、今年も日本の競馬ファンに強烈な印象を残した。
「実は昨年のキーンランドCの日も4勝2着3回と大爆発。今年は6連勝でそれ以上の爆発ですから、勢いに乗った時の勝負強さは神懸っているという他ありません。それも昨年も今年も、この日はワールドオールスタージョッキーズの兼ね合いで世界中トップ騎手が勢揃い。そんな中で、これだけ圧倒的な結果を出してしまうのですから、モレイラ騎手を世界No.1騎手とみる人がいて当然です」(競馬記者)
結局、約1カ月に及んだモレイラ騎手の初の短期免許は、19勝2着13回3着7回で終了。勝率0.302、連対率0.508、複勝率0.619という「驚異的」と述べる他ない成績である。言い換えるなら、やはり「モレイラから買えば競馬は勝てる」という滅茶苦茶な格言が、今年もしっかりと守られた格好だ。