【紫苑S(G3)展望】オークス2着カレンブーケドール登場! 「秋華賞直結」重賞制するのは?
パッシングスルー(牝3歳、美浦・黒岩陽一厩舎)も侮れない存在だ。
今年のシンザン記念(G3)では、牡馬相手に4着と好走。だが、続くフローラS(G2)では、必死に食らいつくも勝ち馬から0.1秒差の4着。春のクラシック出走は叶わなかった。
夏は3歳以上1勝クラスで古馬に挑戦。ダントツの単勝1.3倍の人気に支持されたパッシングスルーは、3番手で進み早めに先頭に立つとそのまま押し切り勝ち。2着に3馬身差つけての圧勝を飾った。
この勢いで本番まで突っ走ることができるか?
巻き返しを図りたいフィリアプーラ(牝3歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)。
丸山元気騎手を背にフェアリーS(G3)に挑戦したフィリアプーラは、後方待機で脚をためると大外一気で差し切り勝ち。重賞の舞台で躍動してみせた。
だが桜花賞で15着、オークスでは10着とG1競走では2戦連続二桁着順に終わっている。そろそろ、大舞台でも結果がほしい。ここで弾みをつけて、秋華賞に向かいたいのはいうまでもないだろう。
このほかにも6月に古馬相手に勝利したアップライトスピン、32秒2の末脚で古馬を撃破したローズテソーロ。クールウォーター、グラディーヴァら素質馬たちが虎視眈々と上位進出を狙っている。
秋華賞への切符を手にするのはどの馬になるのだろうか。紫苑Sは7日15時45分から発走を予定している。