武豊「狙ってました」JRA4100勝も余裕のコメント!? 「もういい」リーディング争いも何気に参加!
9月16日(月・祝)、第7R・3歳上500万(ダ1200m)は、武豊騎手のパラーティウム(牝3歳、栗東・本田優厩舎)が1番人気に応える形で優勝。この勝利で武豊騎手は、史上初となるJRA通算4100勝を達成した。
この日は「JRAアニバーサリー」で、各地でイベントが行われていた。武豊騎手は記録達成後、「当然、狙ってました。今日達成したいと思っていました」と“らしい”コメント。そして「まだ通過点ですし、これからも1レース1レース、ベストを尽くして頑張っていきたい」とこれからを見据えていた。
「武豊騎手は、昨年9月29日に通算4000勝を達成しました。通算3900勝から100勝は約1年3カ月を要しましたが、今回は1年未満での達成。これは武豊騎手の実力もさることながら、エージェントを変更したことも影響していると思います。
そのおかげで馬質が向上し、今年はすでに83回と、例年を上回るペースで1番人気の馬に騎乗。またその1番人気での勝率は0.494、連対率0.687、複勝率0.771と高い数字を誇っています。これからも勝利を積み上げてくれるはずです」(競馬記者)
通算4100勝を達成した武豊騎手は、今年、現時点で82勝をあげて、騎手リーディングでも5位につけている。このままのペースで勝利を上げることができれば、2015年以来となる100勝超えも問題なく達成できるはずだ。
「武豊騎手はまた日本だけではなく、海外での活躍も期待されています。今年は仏G1・オークスにアマレナで挑戦(15着)し、またディアドラでQE2世C(G1)、英G1のプリンスオブウェールズSに参戦(ともに6着)するなど積極的に海外遠征を行いました。
これからも仏G3・オマール賞を勝った日本生まれの仏調教馬、サヴァラン(牝2歳、仏・Aファーブル厩舎)で仏G1のマルセルブーサック賞、さらに英ダービー(G1)で4着馬に入ったブルーム(牡3歳、A・オブライエン厩舎)で凱旋門賞にも挑む予定。エイシンヒカリでイスパーン賞(G1)を勝った2016年以来となる、海外G1制覇にも注目が集まっています」(競馬誌ライター)
武豊騎手は昨年、JRA通算4000勝を達成した際、自身の公式サイトでは、今後の『指針』として『国内のリーディング争いという役割はもういいかなと思っています』と明かし、『世界のビッグレースには名馬とともに参戦して話題を振りまき続ける、そんな存在になりたいというのも、これからの一つの大きな目標』と語っていた。まさにその指針に沿って動いていると考えられるが、『もういい』とまで綴っていたリーディング争いも繰り広げているのだから、さすがのひとことだ。
国内外で騎乗を続ける武豊騎手。日本が世界に誇るリビングレジェンドがこれからどんな記録を達成してくれるのか、楽しみだ。