JRA短期免許C.スミヨン騎手「落馬原因」で来日3週連続制裁……アーモンドアイ進路カットなど「問題騎乗」山積み騎乗停止&強制帰国も
1番人気インティと2番人気スマハマが超ハイペースを演出し、三連単47万馬券の大波乱となった3日のみやこS(G3)。
一方、最後の直線入り口で国分恭介騎手が落馬するなどのゴチャ付きがあったことも、波乱の結果に拍車をかけたことは間違いない。その「原因」を作ってしまったのが、短期免許で参戦中のC.スミヨン騎手だった。
スミヨン騎手が騎乗していたウェスタールンドは4コーナーで十分な進路がないにもかかわらず、強引に割って入ったことでインティやラビットランが被害に。そのインティが下がったところにメイショウウタゲが接触し、鞍上の国分恭騎手が落馬したというわけだ。
レース後、すでに手応えのなかったインティの川田将雅騎手こそ「残念な競馬になって、申し訳ありません」と口を噤んだが、手応えのあったラビットランの酒井学騎手は「不利が全て。馬の力を発揮させることができませんでした」と憤慨。後味の悪いレースとなってしまった。
「スミヨン騎手は3コーナーでも内側に斜行しており、その時の被害馬もラビットラン。勝負所で度重なる不利を受ければ、酒井騎手が怒るのも無理ないですよ。ラビットランにとっては、可哀そうなレースになりました」(競馬記者)
なお、スミヨン騎手は3コーナーの斜行で過怠金3万円、4コーナーの進路取りで過怠金5万円と“ダブル制裁”を受けている。また記者曰くスミヨン騎手は来日以降、他にも強引な競馬が目立ち、早くもJRAの制裁委から目を付けられているかもしれないという。
「実は、この日の新馬戦(5レース)でも、スミヨン騎手が斜行して過怠金5万円の処分を受けています。レースは勝つには勝ったんですが、被害馬がクビ差の2着馬だったということもあって、レース後には関係者の間でも『降着じゃないか?』という意見が殺到……。
中には、馬券の結果に大きな影響を与えるとして『騎乗停止にすべき』という声もありました」(同)
10月半ばに7年ぶりに来日したスミヨン騎手だが、久々の日本騎乗となった富士S(G3)で、いきなり2着。翌週にはスワンS(G2)で重賞ゲット、敗れはしたが天皇賞・秋(G1)でサートゥルナーリアに騎乗するなど、早くも存在感を見せつけている。