JRA短免デットーリ「出遅れ」騎乗停止。エリザベス女王杯乗れずで「スミヨンみたいに……」の不安?
世界的名手が、いきなり「出遅れ」てしまった。
6日にJRA短期免許で来日予定の「世界最高のジョッキー」L.デットーリ騎手が、5日の豪メルボルンC(G1)で2位入線も4着に降着。今月13日まで騎乗停止となってしまった。
今週から日本での騎乗をスタートさせる予定だったデットーリ騎手だが、今週の土日は完全に停止期間にはまっており、騎乗することができなくなった。
10日のエリザベス女王杯(G1)ではゴージャスランチに騎乗するということで、大きな注目も集めていたが、それもおじゃんになってしまった。
「ファンの間では『いきなりの出遅れ』『早く見たかった』など残念な声が多いですが、これも競馬ですからね。来週末は改めてその勇姿を見られますので、お預けといった感じです。
ゴージャスランチの鞍上はまだ正式発表はありませんが、一部では幸英明騎手との情報も。動向に注目ですが、人気は大きく落ちそうですね」(競馬ライター)
来日前にいきなりゴタゴタが起きたデットーリ騎手だが、ファンの期待は変わらない様子だ。
一方「あの騎手」の状況から、デットーリ騎手への「不安」もささやかれている。
「先日のみやこSを筆頭に、仏から来日中のC.スミヨン騎手が毎週のように制裁を食らっている状況です。勝利に貪欲な姿勢を評価する声もありますが『やっぱり強引』という意見があるのも事実。
デットーリ騎手も今回の騎乗停止で『日本でもたくさんやりそう』なんて不安も出ています。欧州競馬はとりわけタイト。日本とはスタイルが異なるので、問題が起きてもおかしくはないでしょうね」(同)
今年はすでに世界の10以上のG1レースを制するなど、何度目かの全盛期を迎えているデットーリ騎手。日本でもその手腕が輝きそうだが、敵は「ルール」にあるのかもしれない。