JRAエリザベス女王杯(G1)クロノジェネシスは「アーモンドアイ」タイプ!? 秋華賞(G1)快勝後「80%→100%」も過るオークスの失速
この記者によると、実は「80%」と言われていた秋華賞後になって、斉藤調教師が「この馬の場合、これくらいの方がいいのかも」と話していたという。直前の追い切りでは併せ馬を途中でやめたりと、イマイチ集中できていないように感じられたが、かえって本番では今までになく落ち着いていたようだ。
「もしかしたら、レースごとにしっかり“ガス抜き”をして、間隔を開けて使った方がいいタイプなのかも。今回はデビュー以来、最も間隔が詰まっていますし、放牧せずに在厩で調整したことも気になります。もっとも追い切りの動きはメンバーでも上位ですし、杞憂に終わるかもしれませんが……」(同)
栗東のCウッドで6ハロン79.8秒を叩き出した1週前追い切りでは、タイムこそ抜群だったが、序盤から行きたがる面を見せ、最後は併せ馬と併入。エキサイトした分、予定よりも速い時計が出てしまった。
これには斉藤調教師も「先週はもう少しゆっくり入る予定だったんですけど、全体的に速くなってしまいました」とコメント。北村騎手も「1回競馬を使ったことで、(追い切りの)道中の力みがある」と話していたという。
最近はアーモンドアイを筆頭に、あえて間隔をしっかり開けて結果を出す馬が目立ってきた。誰の目にも「絶好調」に映るクロノジェネシスだが、思わぬ“落とし穴”があるのかもしれない。