JRA武豊インティで「キタサンブラック伝説」復活!? チャンピオンズC(G1)「ついて来られるなら来たら?」堂々の逃げ宣言に「波乱」の予感

「フェブラリーS以降、楽に逃げさせてもらえず、番手からの競馬になっていたインティですが、今回は『何が何でもハナ』という姿勢のようです。その点、逃げる競馬に定評のある武豊騎手に戻るのは、陣営にとっても心強いでしょう。

近年で、武豊騎手の逃げ馬で代表的なのはキタサンブラック。

あまりに楽に主導権を奪っているように見えるので『騎手会長が逃げてるから、みんな競りかけないんじゃないか?』という冗談交じりのウワサもありましたが、『ユタカマジック』といわれる絶妙なペース配分で主導権を握れば、このメンバーでも一発はあると思いますよ」(別の記者)

 実際に『netkeiba.com』のインタビューを受けた野中調教師も『「ついて来られるなら来たら?」みたいな感じでいいんじゃないかなと思います。悔いのない競馬をしないと、インティが可愛そうだなと思います』と、堂々の逃げ宣言だ。

 今回と同じ中京のダート1800mで行われた今年1月の東海Sでは、早々にハナを切っての逃げ切り勝利。後にJBCクラシックを勝つチュウワウィザードを2馬身差に完封している。勝ち時計1:49.8は同条件での歴代最速であり、2014年から中京で行われるようになった歴代のチャンピオンズCの勝ち時計よりも速い。

「ハナを主張して、この馬のスピードを生かした競馬をしてくれれば――」

 巻き返しを期するレースに向かい、そう決意を示した野中調教師。先週、マイラプソディによる京都2歳S勝利に、ジャパンCでも人気薄のマカヒキで4着と、大きな存在感を放った武豊騎手だが、今週末も「これぞ武豊!」と唸るような“神騎乗”を期待したい。

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