【オールカマー(G2)展望】宝塚記念馬マリアライトVS有馬記念馬ゴールドアクター!2頭のグランプリホース同士が激突!
グランプリホースとして迎えた今春は、日経賞(G2)から始動。有馬記念で2着だったサウンズオブアースを再び退けて貫録を見せつけたが、1番人気で迎えた春の天皇賞(G1)では本来の伸びを欠き、12着に敗退。不利と言われる外枠から厳しいレースを強いられたが、本質的に距離が長過ぎたのかもしれない。
春はそのダメージを払しょくするため、宝塚記念には向かわず早めの休養。8月の下旬に帰厩すると、今月1日には初時計を記録している。陣営も「まだ気持ちが入っていないかな」と動きには満足していなかったが、15日の1週前追い切りで主戦の吉田隼人騎手が騎乗して、ようやく闘争心に火が付いてきたようだ。
この秋は、ここを使ってジャパンC(G1)と有馬記念の3戦を予定。復活した姿を見せるためにも、ここで無様な競馬はできない。
そのゴールドアクターが崩れた天皇賞・春で改めて存在感を発揮したのがカレンミロティック(セン8歳、栗東・平田厩舎)だ。
春の天皇賞では最後までキタサンブラックに詰め寄り、あわやの場面を作った2着。その長距離適性を買われて今秋は国内路線ではなく、豪州のメルボルンC(G1)を目指す。