JRA・R.ムーア騎手「不振深刻」で見納めか……エージェント変更も空振り、モーリスなど堀厩舎との名コンビも未勝利で

「ムーア騎手の身元引受調教師が関東の堀宣行厩舎ですから。関西の騎手を担当している小原氏とのコンビは、そもそも環境が苦しいですよ。

今はエージェントも、何でも携帯でやり取りする時代ですが、それでも最後は人と人。同じパターンのスミヨン騎手も、最近はイマイチ波に乗れていませんから。関西にいながら、関東の馬を差配するのは小原氏とて簡単ではないのでしょう」(同)

 また、ムーア騎手と長年コンビを組んでいる堀厩舎の不振も、成績に大きく影響しているという。

「堀先生も、なんとかムーア騎手に活躍してほしくて有力馬を回しているんだけど、9戦して2着1回ではね……。9戦で7戦が3番人気以内の馬だけに、ムーア騎手自身も日本の競馬にフィットし切れていない感じ。

英国のリーディングも一昨年の3位から13位、21位とドンドン下降してるし、このままじゃJRAの短期免許取得の資格を満たすのも難しくなる。もしかしたら、ムーア騎手は今回で見納めかもしれないよ」(別の記者)

 ムーア×堀宣行といえば2015年の年度代表馬モーリスなどで、日本に旋風を巻き起こした名コンビ。しかし、モーリスが種牡馬入りし、ステイヤーズS(G2)を3連覇していたアルバートも、ついに今年敗れてしまった。

 果たして、一世を風靡した英国の“アイスマン”の復活はあるのだろうか、それとも……。

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