JRA新人騎手「181戦0勝」の絶望……斎藤新、岩田望来ら「超ハイレベル新人」に飲まれ、デビューイヤー未勝利の危機
12月に入り、競馬界もいよいよ1年の終わりが見えてきた。
今年も様々な話題があったが、その内の大きな話題の1つとして「新人騎手がハイレベル」だったということが挙げられる。
中でも、関西はここ数年で最も豊作だったと述べても過言ではない。前評判では岩田康誠騎手の息子・岩田望来騎手が断トツの存在だった。先月のマイルCSでG1初騎乗を果たし、現在34勝と、その評判に違わぬ活躍を見せている。
その岩田望騎手を上回る活躍を見せているのが、現在40勝を上げている斎藤新騎手だ。
父は美浦の斎藤誠調教師で、所属はリーディング上位の安田隆行厩舎。デビューから2週で3勝を上げる好スタートを決めると、そのまま新人王争いを独走。安田隆行厩舎の息子である安田翔伍厩舎や、親交が厚い浅見秀一厩舎などがバックアップし、競馬ファンの間でも「乗れる新人」の筆頭に挙げられる存在だ。
他にも22勝の団野大成騎手は、例年ならもっと名前が挙がってもいい存在。11勝の亀田温心騎手も、まずは軌道に乗ったといえ、来年以降も楽しみな存在だ。
一方、関東は極端な結果が出ている。