ルーラーシップの「驚愕の種付け数」に騒然!? 「非サンデー種牡馬の未来」を一身に受けるその「切羽詰った理由」とは
身体は大丈夫なのかと心配になってしまう数字だ。
今年新種牡馬として産駒がデビューしたルーラーシップ(牡9歳、父キングカメハメハ)。すでに出走22頭中7頭が勝ち上がるなどなかなかの成績を収めている。キングカメハメハ×エアグルーヴという現代競馬最高峰の良血で、現役時には香港QE2世Cも制するなど実績も十分だけに、人気を集めるのも当然と言える。
そんなルーラーシップの2016年の「種付け数」が発表された。その数字が「280頭」である。発表は社台SSより。
現在リーディングサイアーランキングのトップをひた走るディープインパクト、2位でルーラーシップの父親でもあるキングカメハメハですら、280頭という種付け数はこなしたことがない。以下が昨年種牡馬リーディングトップ5の、2015年の種付数である。
1位:ディープインパクト「261頭」
2位:キングカメハメハ「108頭」
3位:ハーツクライ「204頭」
4位:ダイワメジャー「120頭」
5位:ステイゴールド「1頭(死亡により)」
15年の1位のディープインパクトは、昨年が過去最高の種付け頭数で、今年は230頭。リーディングトップを走る種牡馬たちですら遙かに凌駕する種付け数をルーラーシップがこなしていることがうかがえる。
今年16年で見ても、2位のキズナが269頭、3位のロードカナロアが263頭と、ルーラーシップが頭一つ抜けてトップである。近年これほどの種付け頭数をこなした馬は存在しない。