大魔神に続く? 「ハマの番長」三浦大輔投手引退……「馬主」としても強豪馬を所有する大ベテランの「今後」は
「ハマの番長」こと、横浜DeNAベイスターズの三浦大輔投手(42)が20日午後、横浜市内のホテルで現役引退を表明した。
横浜一筋のプロ25年間で通算172勝という成績を収めた三浦投手。チームが低迷した時期も球団のシンボル的存在として気を吐いていたが、DeNA初のクライマックス・シリーズ出場が決定したその日、チームメイトに意志を伝えたという。引退理由に関しては「先発ができなくなったら、勝てなくなったら辞めると決めていた」と説明。ファンへのメッセージを求められると、目に涙を浮かべていた。
三浦投手といえば、球界きっての「競馬好き」としても有名で、現役時より「馬主」にもなっていた。11年より所有馬がデビューし、その名も「リーゼントブルース」に「リーゼントロック」「リーゼントフォルテ」と自身のトレードマークである髪型を冠名とした競走馬を走らせている。
そのうちリーゼントロック(牡5歳)は17戦4勝で、スプリングS(G2)で5着になるなど結果を残している。今は主戦場をダートに移し、今年7月の渡島特別(1000万下)を勝利して準オープンのレース挑戦も視野に。今後さらなる大舞台で活躍する可能性も十分あるだろう。わずか数頭の所有で実績馬を出せたのだから立派なものだ。
過去「JRA-VAN」のインタビューで語ったところによれば、三浦投手が競馬にハマったのは1990年代に入ったころ、つまりはオグリキャップだったよう。マヤノトップガンやバブルガムフェロー、サイレンススズカなど往年の名馬にも思いを馳せている。